【メルボルン アルバートパーク・サーキット】
ホームページ:http://www.grandprix.com.au/
【2003 オーストラリアグランプリ】
ついに念願だった2回目の海外でのF1観戦が実現しました。
なぜオーストラリアなのかというと、開幕戦を見たいという気持ちと、せっかく行くのですから朝から目一杯グランプリを楽しみたいということで、サーキットとホテルの往復が自由で簡単にできるところ…ということで決めました。
今回は日本旅行のツアーに参加しました。といっても空路と現地の空港-ホテルの往復だけですが(笑)。ホテルはマレーシアでの失敗を繰り返さないように、念のためグレードアッププランを選んで、『SOFITEL』に宿泊しました。
今回は大成功です。ショッピングビルに隣接した豪華なホテルで、若干古さは感じますが、部屋の広さも申し分ありません。眼下に見下ろすメルボルンの景色も素晴らしかったです。そして、グランプリへ向かうツアー客だと解っているようで、部屋にはフォーミュラー型のチョコレートまで用意されています(笑)。気分が盛り上がります。
チェックイン後はすぐにサーキットへ向かいました。今回は旅行社の方にパドッククラブパスを取って貰いました。サーキットへは“トラム”と呼ばれる路面電車を使って行きます。ホテルの正面に乗り場があり、乗り方も特に難しいことはありません。“GRAND PRIX”と表示してあるトラムに乗れば、あっという間にサーキットです。
ところがサーキットに到着して一問題発生です。旅行社の方から渡されたチケット一式(パンフレットなどが同封されていました)の中に、リストバンドが入っていなかったのです。このリストバンドが無いとチケットだけでは入場出来ません。入り口で指摘されてチケットの管理をしている場所に行きましたが、何しろ英語はカタコトです、なかなか話が通じず苦労しました。結局、旅行社の方にメモを書いてもらって何とかリストバンドを受け取ることができました。

いよいよ金曜日、F-1開幕です。ここオーストラリアでは、前日の木曜日も色々なレースが行われ、すでにグランプリは開催されています。出発は午前6時15分過ぎ。早いと思われるかもしれませんが、サーキットへ向かうトラムに乗り換える乗り場には、すでに大勢の人がいました。
午前7時の開門と同時にサーキットの中へ。このサーキットはアルバートパークという公園の中にあります。公園とはいっても、ここはオーストラリア。その広さはハンパではありません。マレーシアのサーキットはとても近代的なものでしたが、このサーキットは打って変わって自然が一杯です。ほとんどが芝生で、野鳥が飛んでいたりもします。そんな中を今回の観戦席であるパドッククラブを目指します。コースを横切る木製の橋を渡ったりして、なかなか独特な雰囲気でした。
パドッククラブは各チームのピットの真上にありました。さすがに海外なので日本人の姿はほとんどありません。しかし仕組みは日本と同じなので、カタコトの英語を駆使して(苦笑)どうにかなりました。
もちろんここオーストラリアでも食事は用意されますし、飲み物は飲み放題です。日本に比べてサポートレース(F1以外のレース)が多く行われるので、一日中にぎわっていました。外人さんの酔っ払いは豪快でした(笑)。
そんな感じでパドックで簡単な朝食を取ることはできたのですが、お昼を待たずに小腹が減ってしまい、せっかくなのでサーキットの中の売店でチキンバーガーを買って芝生で食べました。ボリューム満点ですが1個480円くらい。高いです…。おまけに、これはパドッククラブの食事も同じですが、パンはボソボソです…。そして肉料理…ビーフはもちろんオージービーフでしょうが、チキンだと言い張ったあの肉、決して鶏では無かった気がします。なんだったんでしょう? 

土曜日。ますます盛り上がってきます。サーキットの中ではレースクィーン(といっても日本とは違って、見事なダンスを披露していましたし、リーダー風の女性は新聞にも登場してて人気者のようでした)の方々が記念撮影に応じていたり、ヌイグルミを着た人達が演奏していたり、これまた独特の楽しい雰囲気でした。
パドッククラブブースの上には専用の観戦席があり、今回はずっとそこで観戦しました。しかし今回は南半球です。赤道直下のマレーシアとはまた違って、非常に紫外線が強いです。白人の方など、見る見るうちに赤くなっていきます。それほど肌が強い方ではないので、さすがに今回は、日焼け止めをたっぷりと塗っていました。
サーキットでの一番の注目は、やはり地元出身ドライバーのマーク・ウェバー。昨年デビューしたばかりですが、活躍が認められて、今年はジャガーチームに抜擢されました。なのでどこよりもジャガーの服や帽子を身に着けた方が多く見られます。
今シーズンはルールが大幅に変更されました。昨年強すぎたフェラーリをどうにか止める為の緊急措置ではないかと個人的には思うのですが、それでもこの土曜日の予選、終わってみればやはりフェラーリは強かったです。サーキットからメルボルンの町へと戻ると、喜んでいる人も悔しがっている人も、酔っ払った人達が入り乱れて大騒ぎです。これも日本では見られない光景でした。
だいたい毎日、ホテルへ戻るのは18時頃でしたが、朝が早いせいもあるのでしょうが、メルボルンの町は意外と開いているお店が少なかったように思います。まぁ、サーキットで疲れてしまって、ホテル付近しか見て回っていないのですが…。とりあえず酒屋だけ探してビールは確保して(笑)、あとは面倒だったので、連日ホテルの前のマクドナルドでした。ビールはもちろんここオーストラリアのビール、マレーシアで気に入ったあの『FOSTERS』。当然グランプリ仕様です。で、マクドナルドはどうかというと、多分オージービーフなので独特な味、そしてやっぱりパンはボソボソでした。(×_×;) 

日曜日は決勝レース前に強い雨となり、波乱の予感です。が、決勝前が始まるころにはその雨も止み、様々なセレモニーが始まりました。今回利用したカンタス航空のジャンボ機がサーキットの上を飛んだり、レースクイーンの方々のショーなどがグランプリを盛り上げます。
そしていよいよレーススタート! 序盤はフェラーリ優勢です。が、まずはバリチェロがクラッシュしてリタイア。そしてライコネンと競り合ったシューマッハも、競り合いの影響でか、車を壊してしまいました。残念です。結果、優勝したのはマクラーレンのクルサード。久々の優勝です。今回いた席からは表彰台を真下に見ることができたのですが、さすがにその場所は競争率が高くて大勢の人が集まっていました。ですが、どうにか隙間からシャンパンファイトを観ました。
ここでも観客はコースになだれ込みました。その人数も相当なものです。マレーシアよりも迫力があります。金網によじ登る人達もいます。さらにシャンパンファイトが終わった瞬間には、なんと人込みの中からオレンジ色の煙が立ち昇りました。発炎筒でしょう。テレビでは何度も観ていましたが、実際に観るのは初めてで、なんだか興奮しました。(^0_0^)
あっという間の4日間でした。残念ながらシューマッハは負けてしまいましたが、レース後はようやく落ち着いて、ホテルのルームサービスでしたが、まともな食事も出来ました。ボソボソのパンばかり食べていたせいでしょうか? とても美味しかったです。
帰国の朝のニュースでは、もちろんグランプリの結果がトップニュースです。クルサードが登場していました。これも日本では見られない光景ですね。
というわけで2回目の海外F1観戦。今回は本当に大満足でした。また来年もどこかへ行きたい今日この頃です。(^^;;
Click Here!
【開催日】 03年3月6〜9日
【宿泊ホテル】 SOFITEL
【Winner】 David Coulthard [WEST McLAREN MERCEDES]
©2003 tabinokaze all right reserved.
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送