『元禄の湯』を出た後は本館にある資料館を覗き、映画『天国の駅』で吉永さゆりさんが訪れた際のスナップを見て、撮影場所となったのでしょう、本館前の赤い橋なども見た後、佳松亭にある大浴場『杜の湯』へと行きました。
こちらに入って気づいたのですが、ここの温泉はけっこう温度が高いので、湯の出ているそばに寄れば寄るほど温度が上がるので、気分に合わせて浴槽内を移動しながら入りました。露天風呂の方も同様です。ほぼ満室だったようですが、団体は極力取らないそうなので混雑することもなく、のんびりと過ごせました。ちなみに浴室内は禁煙です。
夕食は和食会席。山の中なのに魚料理? と思うのですが、ま、味は悪くないです。品数も程よい感じで、料理の出るタイミングもまぁまぁです。個人的にはお試しに置かれていた山菜佃煮きゃらぶきが美味しくて、それを肴にビール! が気に入ってました(笑)。ちなみに冷蔵庫は取り出すと自動的に料金がカウントされるタイプ。ビールはスーパードライが用意されていました。
翌朝ももちろん『杜の湯』でのんびりして、8時45分から朝食でした(8時と、どちらかを選べます)。朝食はフロント階にある食堂(夜はラウンジになっています)でとりました。玉子焼き、かまぼこ、わさび漬け、焼き鮭、味噌汁、鳥団子入り湯豆腐、そして何故かヤクルト(笑)等…テーブルに乗り切らないほどの品数です。ただ、驚いたのはご飯でなくお粥が出された事。だまっているとお粥だけで、注文しない限りご飯は出てきません。注意です。
四万温泉での一泊はあっという間でした。少し足を痛めている母の足の痛みが少なくなったり、肩こりで痛みがあったのですが、それも無くなったり、効果を実感できる温泉だったと思います。また女性が気になる美肌効果もなかなかのものだそうです。
帰りがけには、昨夜の夕食時に仲居さんが約束してくれた、ペットボトル3本分の飲泉を貰って宿を後にしました。初めての四万温泉『佳松亭 積善』。時の重みと、老舗ならではの細かな気配り…十分に堪能です。 V(^0^)
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