とりあえず観光案内所にでも飛び込もうと思っていました。どこかの旅館の日帰り入浴を利用しようと思っていたのです。ところが観光案内所の場所を聞きに入った土産物屋で、何を思ったのか、すでに草津に何度か訪れている母が何の相談もなく決めたのです。そうして行くことになったのが『大滝乃湯』です。
う〜む…? どうなんでしょうか? 果たして初めての草津温泉が『大滝乃湯』で良かったのでしょうか? お湯は確かに草津の湯ですが、やはり旅館の雰囲気なども合わせて草津を味わいたかったので、かなり失敗だったように思います。
いちお個室を借りて休みを取ることにしました。個室といっても、ただ壁で仕切られたスペースという感じで、テレビ、扇風機、テーブルにお茶セットがありました。母親はこういったスペースで寛ぐことが好きなので、ひとり、部屋に残して風呂に行きました。
施設はいわゆるスーパー銭湯風な作りだと思います。ここを出たら東京までノンストップで帰る予定なので、昼食にらーめんを食べましたが、お世辞にも美味しいとは言えません。そして下駄箱、ロッカー等、かなり使い込まれた感じです。脱衣場のロッカーは有料(100円)。近頃は使用後に返金されるものが多いので、そのつもりでいたら戻ってきませんでした(苦笑)。なのでカギをかけない人や脱衣カゴを使っている方もかなりいました。おまけに入浴後、ロッカーを開けようとしたのですが、立て付けが悪くてなかなか開かなかったので注意です。
そしていよいよ草津の湯です。硫黄の香りが漂い白濁しています。打たせ湯、合わせ湯、露天…と、一通り巡ってみました。サウナもあったので3回ほど入り汗を流しました。なかなか気持ち良いものです。
ただ30分ほど経つと、両腕に少しかゆみを感じるようになりました。じつは都内の温泉施設でも同じ経験をしたのですが、泉質によって、かゆみが出てしまうものがあるようなのです。どうやら草津の湯も同じようです。残念…。
というわけで浴場を出て個室に帰りました。すると相方(嫁です)も同じ症状に見舞われたようで、早々に入浴をやめたそうです。母親にその話をすると、なんと妹も草津の湯で同じ状態になったという話でした。弱肌家系ということでしょうか? といっても母は大丈夫なんですが…(笑)。なので肌が弱いという方は気をつけた方がいいと思います…なんて感じで、あまり良い思いの出来なかった草津の旅でした。やれやれ…です。
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