【那須温泉 高原の宿 山水閣】
〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本206
TEL:0287-76-3180
FAX:0287-76-3080
ホームページ:http://www.sansuikaku.com/index.html
メールアドレス:info@sansuikaku.com
久しぶりの温泉です。年を追うごとにF1観戦の回数が増えてしまい、自ずと他の娯楽は控えめにしよう…という意識になっていて、温泉といえば、近所のスーパー銭湯で雰囲気だけ味わうという感じでした(苦笑)。しかし、やはりモナコGPが応えたんでしょうか? 帰国してからというもの、どうしても疲れが抜けない感じで、何をするにも身が入らない状態。ただ、仕事の方も休んでばかりはいられません。というか、いつ休めるのかさえ判らない状況でした。
ところがある日、いきなり翌日、翌々日と休みが取れる状況になり、ならばヨシ! 今こそ絶好のタイミングだ…と、一念発起して、すぐさまネットで空室状況を確認したところ、週末だったせいで、ほとんどの宿は予約不可能という状況だったのですが、唯一、一部屋だけ空いているという事で、この山水閣さんにお邪魔することにしました。

今回も移動は車で。東北道をドライブがてら那須高原を目指します。途中、津賀西方PAで昼食を取って、あとはノンストップ、あっという間に那須IC。料金を支払って国道に出たところでまずはビックリ。運転席からは正面となるT字路の突き当たりに、ま〜こんなに並んでてても運転しながらじゃ目的の案内板は探せないんじゃないかというほどに沢山に並んだ案内板がありました。思わず自分の目的地を探そうと急ブレーキを踏んでしまいそう(苦笑)。那須高原には初めて来ましたが、色々あるんですねぇ〜。
とりあえず用意してきた地図に従ってT字路を右折。するとすぐさま那須高原ビール、お菓子の城、クラシックカー博物館に3Dホラー、トリックアートに数々の美術館…などなど、これはちょっと作り過ぎなんじゃないか? と思うほどの乱立ぶりです。これまで色々なところに出かけていますが、こんなに運転に集中できない道路は初めてです(笑)。これから行かれる方は、わき見運転に十分注意して下さい。(那須高原に関する情報は★こちら★をご覧下さい)

チェックインまで少し時間があったので、宿へ向かう途中で『お菓子の城』に立ち寄ってみたり、たなびくフェラーリの旗に誘われて『ENZO』さんに立ち寄ってみたりした後、うっかりしていると見落としてしまいそうでしたが(一軒茶屋の交差点を過ぎたら右手に注意です)、右手に山水閣さんの看板を発見。木々の間を右折してすぐに宿はありました。
到着したのはチェックイン時間の15:00丁度。少し雨が降り始めてきましたが、すかさず宿の方が傘を持って駐車場で出迎えてくれました。こういう心遣いは何よりですね。まずは合格!

玄関を入ると宿の皆さんが出迎えてくれました。ちょっと珍しいんじゃないかと思いますが、皆さん若い方ばかりでした。さっそく部屋へと案内してくれます。今回、宿泊したのは104号室『桃仙』。玄関が二階になっているので、入ってすぐ右手にある階段を下って行きます。

まずは恒例の部屋チェック(笑)。掃除がとても行き届いているようで清潔感あり。リニューアルされたばかりでしょうか? トイレや洗面所もキレイです。スリッパは大好きな畳スリッパ。冷蔵庫は館内に自動販売機があるからか空のタイプです。好みの飲みモノを自由に入れられるので、これもとても有難かったです。セーフティーボックスは鍵を使う金庫タイプ。大浴場へタオルなどを持って行けるようにカゴもあり、『ゆあがりたび』なんかも用意されていました(オヤジの足で失礼します←笑)。
タオルはバスタオルとフェイスタオルが2枚づつ。残念なのは浴衣が1枚づつな事。これはぜひ改善してもらいたいな〜と思いましたね。
最後に部屋の露天風呂です。本当はホームページで紹介されている岩風呂タイプの部屋に泊まりたかったのですが、ま、何しろ前日予約ですから仕方ないです…というわけで今回は陶器のタイプでした。風呂場は少し狭めで、洗い場の部分はすのこになっています。あくまで一人用という感じ。浴槽の方も同様です。伊香保温泉の『そらの庭』さんの部屋露天があまりにも快適だったので、かなり物足りなさは感じてしまいました(宿泊代はこちらが高いので…)。次回はぜひ岩風呂の部屋に泊まってみたいです。
お次はもちろん大浴場です。さっそく浴衣に着替えて、まずは貸切風呂の方へ行ってみました。広い方へ入ってみたのですが(2つあります)、この貸切風呂、我々が出た後からずっと順番を待つ人達で一杯でした。じつはこの後もう一度入れたのですが、その時も出てみると、扉の前の椅子でずっと待っている方々がいました。運良くタイミングが良かったみたいです。V(^0^)
さてその貸切風呂ですが、個人的には、この風呂が一番気に入りました。2人で入っても十分にゆとりある露天風呂が2つ。ちょうど雨が降っていたのですが、浴槽の上には屋根があるので濡れる事はありません。特に寝るような姿勢で入れる方の浴槽は最高でした。
続けて男女別の大浴場にも入ってみましたが、貸切風呂の後では色々な意味で劣って感じてしまいました。できれば大浴場も改装して欲しい…というのが正直な感想です。もしも混んでいたからといってこの貸切風呂に入らなかったとしたら、今回の旅の評価は相当違うものになっていたと思います。絶対にオススメ!
最後にお湯に関してですが、全ての風呂が温泉だったのかどうか未確認なのですが、温度はそう低いわけではないのに、なぜか身体が温まらないお湯でした。他の温泉では、短い時間でも身体の内側から温まっているように感じる事が多いのですが、ここは温まったかな? と思っても、浴槽から出るとすぐに冷めてしまう感じでした。那須温泉はこういうものなんでしょうか…?
風呂上りには大浴場の向いにあるラウンジで“ゆず酒”のサービスがあります。アルコール度数は低いのでジュース感覚で飲めるのではないでしょうか…というのは酒飲みの意見ですか? (^^ゞ また、コーヒーの方はほぼ一日中、無料で飲めます。朝はコーヒー派なので、これまた大喜び。翌朝、心置きなく戴きました。

さて、存分に温泉を満喫した後はいよいよ夕食です。食事は一階にある食事処で戴きます。部屋ごとに掘りごたつタイプの個室が用意されているようでした。
食事は全くありきたりな感じのしない、珍しいものが並びます。ひとつひとつ食べてみてビックリしたのですが、素材の味がものすごく出ています。なので味付けという点では余計なものが無いという感じで、身体に良さそうな、うす味なものが多かったです。分量は写真で紹介したものの3倍くらいはあったでしょうか? でも、多すぎもなく少なすぎもない、丁度良い量だと思いました。個人的には濃い目の味付けが好きな方なので、中でも気に入ったのは“イワナの塩焼き”とシメに出された“うなぎご飯”。これは美味しかったですよ。
また、珍しかったのは“梅しゃぶ”。しゃぶしゃぶなんですが、ダシの中に梅干が入っていて、材料にほのかな梅の香りが付いて、なかなかウマいです。
全体的に見た目もとてもオシャレな感じで、女性向きかな? とは思うのですが、他ではなかなかお目にかかれない新鮮さがあります。また、単にうす味というのでもなく、しっかりと味付けされたものもとても美味しいので、料理長さんのポイント、なかなか高いと思いました。素晴らしいです。V(^0^)

翌朝の朝食も同じ処で戴きました。朝食の方は“鮎の一夜干し”や豆乳に自分でニガリを加えて作る豆腐、前日に選んでおける味噌汁(シジミ or キノコ)、卵料理(温泉たまご or 目玉焼き or ダシ巻き)、漬物…そして女性は嬉しいんじゃないでしょうか? サラダ(花まで入ってました)、牛乳など…夕食とはうって変わってご飯のすすむ味付けのものも多く、気づけば茶碗三杯でした(笑)。ここの料理、個人的には絶対にオススメ、抜群です! ありきたりな会席に飽き飽きしている方、試してみて下さい。
ちょっと褒めすぎですね(笑)? でもこの後、減点ポイントが待っていたのです。
じつは昨夜、夕食の際に、翌朝の朝食の時間と“布団あげ”の時間について聞かれたので、希望の時間と、布団はチェックアウトまでひいたままにしておいてもらえるように頼んでおきました。ところがこれが布団をあげる係りの方へ正しく伝わっていなかったのです。相方共々、こうして温泉に来た時には朝食前の朝風呂も楽しみにしています。そこで今回も朝食前に部屋風呂と大浴場に分かれてのんびりしていました。ところが朝食時間の1時間以上も前にいきなり布団係りの方が部屋に入ってきました。ですが、部屋風呂に入っている人間は当然、相方が戻ってきたのだとばかり思い、そのまま入っていたところ、布団係りの方と鉢合わせ。.。ooO(~ペ/)/ 入浴シーン、ばっちり拝まれました(怒)。とりあえずその場は「朝食時間はまだ1時間も先ですよ」と言って出ていってもらいました。そして朝食から戻ってみると、な、なんと! そのままにしておいてくれと頼んだはずの布団は跡形も無く片付けられていたのです。あ〜あ…朝食後はチェックアウトまで横になりたかったのに…(怒)。\(`o'")  さらに、布団の上に置いておいたタオルは畳まれることもなく、適当に部屋の隅に放ってある状態(怒)。これには本当にガッカリしました。気分悪かったです。すぐにでも文句を言いたい気分でしたが、チェックアウトももうすぐ。アンケート用紙に怒りをぶつける事もできたのですが、それも何だかバカバカしく思え、結局、何食わぬ顔で宿を後にしました。布団係りの方は自分のミスを判っていらっしゃるのですから、食事係りの方の連絡ミスだったのかもしれませんし、是非、今後はこのような事のないように気をつけてもらいたいと思います。

最後に、何故セブンイレブンの写真が載ってるかと言うと…(笑)、那須高原のセブンイレブンの看板、全て東京で見るものと色が違うのです。世界中、色々なところでセブンイレブンを見ますが、こんな事は初めてで、何だか気になったので載せてみました(笑)。やっぱ…コレって那須高原限定なんでしょうか???(?_?)

さらに最後に(笑)…てっきり銀河高原ビールだとばかり思い込んでいて素通りしていた“那須高原ビール”(苦笑)に、帰り道に立ち寄って、2本だけ持ち帰りしてみました。1本600円ほどで高いんですが、店員さんの丁寧なビールの扱いからも予想された通りの驚きの美味しさでした(ドイツに行ったばかりだからでしょうか?)。しばらくヴァイツェン派になってしまいそうです(笑)。ザ・チーズガーデン五峰館で買ったソーセージとも相性バッチリ(一味唐辛子入りチーズもウマい! 御用邸チーズケーキは…(・・? ま、好みの問題ですから…)。
【宿泊日】 04年6月某日
【宿泊日数】 1泊
【部屋】 桃仙
【モバイル環境】 ドコモ携帯可
【おすすめ度】 ★★★
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