【伊香保温泉 景風流の宿 かのうや別邸 そらの庭】
〒377-0102 群馬県北群馬郡伊香保町591
TEL:(0279)72-2662
FAX:(0279)72-3919
ホームページ:http://soranoniwa.com/index.html
メールアドレス:info@soranoniwa.com
今回は夫婦水入らずでの旅。大流行の部屋付き露天のある宿に行ってみたいと思い、インターネットで徹底的に調べてみましたが、やはり予想通り、ほとんどの宿は予約で一杯。雑誌やテレビで取り上げられた宿なんかは、年内どこも満室。こりゃダメかな? と諦めかけた頃、この『そらの庭』を見つけました。
今回はメールで空室状況を確認しましたが、返事もすぐに貰えました。そこで早速、ホームページから予約を入れたところ、すぐに予約確認のメールは届き、また数日後にはパンフレットと予約確認ハガキが送られてきました。ハガキには到着予定時間などを書き込んで返送しました。予約の内容を細かく確認できるので、こうした心遣いはとても安心感があります。
当日は今回も関越自動車道を利用しました。四万温泉に行った時とは違って、今回は事故もなく、とてもスムーズ。午前11時半に高速に乗って、途中、高坂のサービスエリアでゆっくりと昼食を取りましたが、渋川・伊香保インターには午後1時半過ぎに到着です。
インターの出口からは、ひたすら伊香保方面に向かって進みます。若干、目印である渋川駅が植木の陰に隠れて見えにくいですが(一番左上の写真をクリックすると道筋の写真が別ウィンドウで開きます)、全く迷う事なく、宿に着くことができました。
なんといっても今回の宿の目玉は、正面玄関横に設置された宿専用のケーブルカーです。玄関を入るとすぐにインターフォンがあるのでフロントを呼び出すと、すぐにケーブルカーが降りてきて仲居さんが出迎えてくれました。ケーブルカーの中は5人がけで、小さな椅子に座布団がひかれています。ほんの数十秒でフロント階に到着。とても清潔感のあるフロントフロアを抜けて、そのまま仲居さんが部屋まで案内してくれました。
今回泊まるのは『かのうや』さんの最上階に別邸としてリニューアルした『そらの庭』。3部屋あるうちの一番広い部屋となる『有明』です。広さは一番なのですが、景色の差で、3部屋のうちでは一番安くなっているそうなので、早速景色をチェックしてみましたが、目の前はほとんどがもみじの木で、紅葉の季節は相当きれいなんじゃないかと思います。ただ、露天風呂のあるテラスの下は町営の露天風呂へ向かう道となっていて人通りがあるので、話し声が聞こえるし、身を乗り出せば下から丸見えです。裸ではちょっと驚かれますね(笑)。でも普通に浴槽に入っていたり、テラスで寛いでいる分には下から見えることは当然ありません。

さて、部屋の方はというと、以前は2部屋だったスペースを改装したそうで、どこもキレイです。入り口を入ると床には絨毯、右手に靴箱、その隣がトイレです。もちろんウォシュレット付き、掃除も行き届いています。左手にモダンな感じの洗面台のある小部屋です。この入り口付近だけでも、かなりゆったりとした広さです。
正面に襖が二つ。その左端に冷蔵庫、その上にポットやグラスなどが置かれています。冷蔵庫は自動カウント式。相変わらず飲み物を持ってきてしまったので(笑)今回は製氷室に入れておきましたが、温度調整に気をつけていれば案外大丈夫でした。
向かって左側の襖がメインの部屋でした。広さは十分。到着に合わせて冷房も入れておいてくれています。温泉饅頭とお茶をいただきながら、館内の説明を聞き、食事の希望時間などを仲居さんに伝えます。浴衣とバスタオルは1人2枚づつ。女性用の浴衣は淡いピンクのもので可愛らしい感じ。素材もとても良いです。タオルは1人1枚づつですが、5種類の文字がプリントされていて、ちょっとしたおみくじ気分が味わえます。ちなみに今回は“招福”と“大吉”でした。
セーフティーボックスは部屋にはありません。保険の補償額の都合…ということでしたが、セーフティーボックスはフロント前にまとめて用意されていて、また、フロントでも貴重品を預かってもらえます。
続いて隣の部屋です。襖を開けた途端、真新しい畳の香りがします。出来立てホヤホヤという感じです。広さは4.5畳ほどでしょうか? テーブルと椅子が2脚おかれていて、押入れと小さな床の間、その横の障子を開くと、露天風呂があります。
もちろん目当てはこの露天風呂。到着早々、さっそく入ってみましたが、これはもう最高です。真新しいので清潔なのは当然ですが、熱すぎずぬるすぎずの湯加減も絶妙で、石の浴槽は2人が足を伸ばしてゆったりと入れる大きさです。浴槽に入ると見たくないものが丁度目隠しに隠されて、紅葉の季節は本当に美しい景色が目に入るのではないかと思います。板張りのテラス部分に木製の椅子も用意されていますが、裸で座ってみるとお尻がかなり痛いです(苦笑)。なので今回は折りたたんでしまって、直接テラスに座ったり寝そべったり。これもなかなか気持ちよかったです。また今回、日が暮れた後、突然スコールのような大雨になり、洪水警報が出るほどだったんですが、この雨がテラスの前に滝のような状況を作り出し、その滝を眺めながらの入浴がまた何ともいい感じでした。
そんな感じで、食事の時間以外はほとんど出たり入ったりの繰り返し。脱衣所並びの部屋を冷房で冷やして、のぼせる度に、涼みながらビールです。言うことなしです。

到着後1時間ほど部屋風呂を堪能した後は、続いて大浴場へ行きました。内風呂2つ(1つはジェットバス風になっています)と露天風呂がありました。露天といっても完全な屋外というわけではなく、大きく正面の窓が開かれた岩風呂という感じ。どちらも部屋の風呂よりも温度が高めで、かなり温まります。ただ…ウムムム…悪くはないんですが、部屋の露天の快適さと比べると、どうしても印象が劣ってしまう…のは仕方ないですかね。
さて、せっかく伊香保に来たのですから…と、大浴場を出た後、有名な石段通りへ行ってみました。『かのうや』さんの4階には、石段通り等へ向かうための旧玄関があります。その玄関を出て左に行きます。湯本通りを抜けた先が石段通りです。半分くらい降りてみたでしょうか? 帰りのことを考えたら相当キツそうで、さっさとUターンしました(苦笑)。石段の途中にはあちこちに休憩用の椅子が置かれているし、『石段いっぷく館』という無料休憩所まであります。早めの挫折は正解だった気がします(笑)。

夕食は写真の通りです。11品ほど出たでしょうか? ものすごいボリュームです。パンフレットやホームページに掲載されているような料理を期待していたので、ちょっと予想違いです。味の方は…普通…といったところでしょうか? 個人的には山の旅館で刺身などは食べたくない派なので、秋らしい山の料理が食べたかったです。築地なら自宅近所のスーパーの方が近いですからねぇ(苦笑)。なので今夜のイチオシは<<<の蕎麦! 美味かったです!
冷蔵庫のビールは一番搾り。じつはこのビールが苦手なので困ったのですが、大浴場の隣にあるゲームコーナーに自販機があって、そこで黒ラベル(350ml=400円)があったので、それを飲みました。缶ビールを抱えて歩いてるところで宿の方に出くわしたので、素直に苦手な旨を伝えたところ、次回からは前もって銘柄指定させてもらえるということでしたので、そうしたいと思っています。 (^^;;
さらにもうひとつのサービスで、熟睡できる! という安眠枕を無料で貸してくれるというのでお願いしました。効果の方は…? という感じでしたけど(笑)。
翌朝の朝食は>>>です。シンプルですが独自の工夫が見られ、味もなかなか。
今回のチェックアウトは11時だったので、朝食後も時間ギリギリまで部屋の露天風呂に入っていました。想像以上の快適さで、我ながら呆れるほどの入浴時間です(笑)。今回は“試し”という気持ちが強かったので1泊しかしない予定でしたが、これならもう2泊ほどしてみたい…そんな気持ちになって帰るのが嫌になったほどです。何しろこの後東京に帰って、そのまま仕事です。そんな状況がより一層そんな気持ちにさせたのでしょうね(笑)。
そんなわけで、どうしようもなく後ろ髪をひかれながら、再びケーブルカーに乗って、宿を後にしたのです。また必ず、絶対にもう一度来たい! 『そらの庭』最高です。
【宿泊日】 03年9月
【宿泊日数】 1泊
【部屋】 有明
【モバイル環境】 ドコモ携帯可、@FreeD不可。
【おすすめ度】 ★★★★★
©2003 tabinokaze all right reserved.
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送